· 

続・コピペしないと受からない試験を受けてきた

時間が経ってしまいましたが、今年1月に、またもや、コピペしないと受からない試験すなわち「PRプランナー資格認定検定試験」を受けてきました。前回の試験が昨年の7月でしたから、半年なんてあっという間です。

神奈川県司法書士会の広報部と言ってしまった手前、試験結果はもはや私だけのものではありません。周囲の期待に応えなければ……!

 

しかし、結果は不合格。

正確に言うと、課題Aは合格、課題Bは不合格、全体で不合格。

……気まずい。

 

おさらいですが、「PRプランナー資格認定検定試験」とは広報・PRに携わる者の意識・知識・技能の向上をはかるための試験で、毎年2回、前期は3月~7月にかけて、後期は8月~翌年1月にかけて行われます。試験は1次試験、2次試験、3次試験に分かれ、合格しないと先に進めません。今回落ちたのは3次試験で、パソコンを使って問題文の中から必要な情報を選び3時間かけて再構成します。「コピペしないと受からない試験」というのは、この再構成にコピペが必須だからです。記憶力を問うのではなく表現力を問う試験なんですね。

そして、今回の2017年度後期3次試験内容がコチラ。

課題A(ニュースリリースの作成)
きしめんチェーン店の米国本土初進出についてのニュースリリースの作成
課題B(広報・PR計画の立案作成 )(いずれか1つを選択)
コーポレート課題…未見
マーケティング課題…学習机業界に新規参入計画の立案作成

試験対策は講座を受けました。Web講義ですので、好きな時間に何回も視聴できますし、急いでいる時には2倍速再生なんていう荒業も使えます。

 

確かに、今まで手探りだった構成や予算感についてはだいぶスッキリしました。

特に課題A(ニュースリリース作成)については、問題文を講義で習ったとおりにトレースして、足りないところを埋めていく感じで、試験対策はバッチリだったと思います。

課題Bについては、構成はまずくはなかったと思うんですが、具体的な施策が時間切れでタイトルの羅列に終わってしまったのは気になっていました。それから、学習机の効能について、もしかすると表現にもっと配慮が必要だったのではとも思います。また、コーポレート課題の方が答えやすい場合もあるので全く未見というのは無謀だったかもしれません。いずれにせよ、今のままでは一体どこがどう悪かったのかちょっとよくわかりません。過去問集が改訂されるのを待って、当時の記憶を頼りに再現した自分の解答と比べるのが定石か……。

次回の試験日は7月21日(土)。

さて、どうするか。

 

詳しい受験案内は下記のとおり。

http://pr-shikaku.prsj.or.jp/exam

     

ところで、資格があるとなんの役に立つの?何のために試験を受けてるの?とよく聞かれます。

確かに広報は資格がなくてもできる仕事ですし、むしろセンスがなければ資格があっても意味がないと思われるかもしれません。広報部の中でさえ認知度は低い資格です。そもそも、誰かに頼まれて試験を受けているわけではなく全部自腹です。

 

それでも、資格があった方が話が早いということに尽きると思います。

神奈川県司法書士会では、今年の2月に子ども・若者の自死問題に関するシンポジウムを開催しました。テーマを決めるのは事業部でしたが、外部にディレクションを伝えるのは広報部の役目でした。その際、試験勉強が役に立ったと思います。チラシデザインの攻め具合、メディア露出手段の選択、社内報のレイアウトとボリューム、ネット印刷の実演、当日の写真撮影NG指示、来場者アンケートの質問事項と順序、事業報告書作成……一見バラバラのようですが、すべてテーマとつながっていました。確かに「思い」がなければ良いものは作れませんが「思い」だけでは届きません。いつ、どこで、だれに、何を、どんな方法で届けるか「戦略」が必要です。

広報は資格がなくてもできますが、広報・PR概論を知っているのといないのとでは、壁にぶつかった時の乗り越え方に差が出てくると思います。

 

最後に、全国の司法書士会の広報担当者の皆様へ。

だれでもいい、受かってくれ!いや受からなくてもいい、一緒にPRプランナーを目指そう!! いややっぱり受かって私に試験勉強を教えてください。

というわけで、今後も受かるまでブログのネタには困らないのでした。はい。

 


横浜の司法書士・行政書士若田摩衣子事務所は、平成30年5月1日をもって、丸5年を迎えました。

 

これからも三つ葉のクローバーをよろしくお願い申し上げます。