· 

コピペしないと受からない試験を受けてきた

今さらですが、コピペというのはコピー&ペーストの略でコンピュータを使って文章をコピーし、別の場所に貼り付けるという意味で、コピペしないと受からない試験というのは「PRプランナー資格認定検定試験」という試験です。

そのほか、USBメモリに解答を保存しないと失格、会場で配られる水以外の飲み物を飲んでも失格となにかと地雷の多い試験ですが、広報たる者これしきのことで動揺しては務まりません。そうです。以前トレンディエンジェルにネタにされた話で書いたとおり私は神奈川県司法書士会の広報部なのです。

 

とエラそうに言っておきながら結果はコピペしたのに不合格だったので、今はネタにするしかないのですが、試験対策や受験のきっかけ等お話ししたいと思います。

 

まず、「PRプランナー資格認定検定試験」とは広報・PRに携わる者の意識・知識・技能の向上をはかるための試験で、毎年2回、前期は3月~7月にかけて、後期は8月~翌年1月にかけて行われます。試験は1次試験、2次試験、3次試験に分かれ、合格しないと先に進めません。今回落ちたのは3次試験で、パソコンを使って問題文の中から必要な情報を選び3時間かけて再構成します。この時コピペが威力を発揮するのです。というよりコピペしないと受からない。記憶力を問うのではなく表現力を問う試験だからですね。

そして、今回の2017年度前期3次試験内容がコチラ。

課題A
 架空の介護ロボットの販売開始についてのニュースリリースの作成
課題B(いずれか1つを選択)
コーポレート課題…架空のファーストフード店での従業員のSNS炎上への対応策の立案作成
マーケティング課題…架空のオンライン旅行サイトの顧客拡大計画の立案作成

試験対策はオーソドックスに過去問を解きましたが、どうしても疑問点が解消しないまま本番当日を迎えてしまったのでした。

①実務経験が少ない②質問する相手がいない③過去問が自己採点で何点取れているかわからないことが敗因だった思います。

気を取り直して来年1月の後期3次試験でリベンジです。①については経験を積み、②③についてはやはり講座を受けることになろうかと思います。または過去問・テキスト以外の参考図書をあたります。

因みに、PRプランナーの試験だからといって特殊な美的センスやPCスキルは必要ありません。このホームページが作れるくらいのレベルで十分です。

詳しい受験案内は下記のとおり。

http://pr-shikaku.prsj.or.jp/exam

 

次に、受験のきっかけですが、東京商工会議所のニュースリリース個別相談会と株式会社宣伝会議の広報担当者向け体験セミナーへ参加したことです。それまで、ニュースリリースを書いても記者の手ごたえがつかめない、記事になるかどうかが読めないという時期が続いていたのですが、おかげで、少なくとも失敗しないニュースリリースを書けるようになりました。プロに聞くのはどの分野でも同じですね。

また、体験セミナーで一番衝撃を受けたのは、「広報は外部よりも内部に目を向けよ」という一言。どうやらここで言っている「広報」と私の知っている「広報」とは違うらしい。危機感を感じ始めたところにPRプランナーという資格を知った私が受験を決意するのは至極当然の流れでした。残念ながら今回は不合格だったわけですが。

 

もちろん資格を取得しただけで劇的な変化が期待できるわけではありませんが、違った角度から裏付けある発言ができるのではないかと思います。ですから結論としてはですね、あたたかく見守っていてくださいということですね。はい。